クワガタ成虫のための快適空間!「昆虫マット」の選び方・使い方ガイド【成虫編】

かっこいいクワガタの成虫を飼育する上で、実はとても大切なのが「昆虫マット」です。まるでクワガタにとっての「ふかふかベッド」のようなもので、これがあるかないかでクワガタの元気や寿命にも大きく影響します。

「どんなマットを選べばいいの?」「どうやって使ってあげればクワガタは喜ぶの?」そんな疑問を解決して、クワガタが快適に過ごせるお家作りのポイントをご紹介しますね!


1. 昆虫マットって、クワガタ成虫にどうして必要なの?

クワガタの成虫は、普段は活発に動き回るイメージがあるかもしれませんが、実は日中は朽ち木の中や土の中に隠れて休んでいます。そんな彼らが安心して暮らすために、昆虫マットは欠かせません。

  • 安心できる隠れ家: クワガタは暗くて落ち着ける場所が大好き。マットは、彼らが隠れて休むための大切なスペースになります。マットに潜り込んでじっとしていることで、体力回復やストレス軽減にもつながります。
  • 適切な湿度を保つ: クワガタは乾燥に弱いです。マットが湿気を保ってくれることで、ケース内の湿度を適度な状態に保ち、クワガタが乾燥で弱ってしまうのを防ぎます
  • 清潔な環境維持: 排泄物や食べ残しをマットが吸収し、ケース内を清潔に保つ手助けをしてくれます。

2. クワガタ成虫にぴったりの昆虫マットの選び方

たくさんの種類がある昆虫マットの中から、クワガタの成虫飼育に最適なものを選ぶためのポイントをご紹介します。

  • 必ず「クワガタ・カブトムシ用」を選ぶ: これが最も重要です!園芸用の土や普通の土は、クワガタにとって有害な農薬が混入していたり、カビや雑菌が繁殖しやすかったりするため、病気の原因になることがあります。昆虫ショップやブリーダーの間では小動物用敷材マットやヒノキのペレットを活用する人もいますが、これもクワガタに有害な成分が入っている場合がありますので、初めてクワガタを飼うなら、昆虫飼育専用のマットを選ぶのが無難です。

  • コバエ・ダニ対策されたマットを検討する: クワガタを飼育していると、どうしても小さなコバエやダニが発生しやすくなります。特にダニは、クワガタの健康にも悪影響を与えますので、マット交換の頻度を早めにするか、「成虫用」と書かれたマット(特にヒノキを使用したもの)を選びましょう。ただし、メスに産卵させる場合は、種類にあったマットを使いましょう。(くわしくは、後日紹介します!)

ちなみにカブクワつくも屋では、ヒノキのカンナくずや小動物用敷材を利用しています。(無添加のものをおすすめします!)

3. おすすめの昆虫マットはこれ!

たくさん種類があって迷ってしまう、という方のために、初めての成虫飼育でも使いやすい、おすすめの昆虫マットをいくつかご紹介します。

        • ミタニ 「カブト・クワガタ成虫用 コバエがいやがる昆虫マット」 昆虫用品を幅広く展開しているミタニの昆虫マットで入手性◎。
        • むしや本舗 「防ダニマット 森林」  国産ヒノキ100%で、安全で安心な商品です。

       


4. クワガタ成虫用「ふかふかベッド」の準備と使い方

昆虫マットの準備はとても簡単です。この手順で、クワガタが快適に過ごせるベッドを作ってあげましょう。

  1. 袋から出す: 購入した昆虫マットを袋から出し、バケツや大きめの容器に移します。マットが固まっている場合は、手でほぐして細かくしておきましょう。

  2. 水分を調整する(重要!): ここが一番大切なポイントです!マットは乾燥した状態で販売されていることが多いので、霧吹きで少しずつ水を加えながら、手で全体をよく混ぜます。 目安は、マットをギュッと握った時に、指の隙間から水がじんわりとにじみ出るくらいの湿り具合です。水が出すぎるとベタつき、少なすぎるとパサパサしてしまいます。何度か試してみて、最適な水分量を見つけてくださいね。

  3. 飼育ケースに敷き詰める: 湿らせたマットを、飼育ケースの底から5cm程度の厚さに敷き詰めます。この時、ギュッと押し固めずに、ふんわりと敷くのがポイントです。クワガタがマットの中に潜りやすく、動き回りやすいようにしてあげましょう。


5. 快適を保つ!日々のお手入れと交換の目安

クワガタが健康に長く暮らすためには、昆虫マットの適切な管理が欠かせません。

  • 毎日の湿度チェック: マットの表面が乾燥していないか、毎日確認しましょう。白っぽくなっていたり、触ってカサカサしていたら、霧吹きで水をシュッシュッ!と吹きかけて、適度な湿り気を保ちます。ケースの底に水が溜まるほどびしょびしょにするのは避けてください。

  • フンや食べ残しの除去: クワガタのフンや、食べ残してカビが生えてしまったゼリーは、見つけたらすぐに取り除きましょう。これらは雑菌やコバエの発生源になります。

  • マットの交換時期: 飼育しているクワガタの数やマットの種類にもよりますが、一般的には1〜2ヶ月に一度を目安に、すべてのマットを新しいものに交換してあげるのがおすすめです。マットが明らかに汚れてきたり、コバエが大量に発生するようになったら、早めに交換のサインです。

昆虫マットを適切に選んで管理してあげることで、あなたのクワガタはきっと元気いっぱいに過ごしてくれるはずです。お子さんと一緒に、クワガタの快適な「ふかふかベッド」を整えてあげてくださいね!

もしご不明な点がございましたら、コメントかEメールでお気軽にご質問ください!!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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